現物を前にお話を伺っていると、
「ハンドルが不自然に振動する」 ということでした。
後輪タイヤを交換して試走すると確かに妙な振動を感じます。
引き上げボルトは現行のアーレンキーで締めるタイプではなく、対辺13ｍｍのもの、
ハンドルもステムもスチール製で、ハンドルバーも振動を伝えやすい形です。
（旧式の自転車らしい全体にガチッとしたつくり）
ただこれが原因とは思えない。
原因を考えつつ、他の部分の作業をしていたら、
前輪のチューブからたくさんの水が、出てくる、出てくる。（驚くほどの量）
？？？ と考えていて、次のような考えがあたまに浮かびました。
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| 画像は、イメージです |
ⅰ）空気入れを屋外で保管すると、なかに少しづつ雨水がたまる
ⅱ）空気を入れる度に、たまった水がチューブに移動
ⅲ）長年使い続けたこと（１０年）でたっぷりの水がたまる
・タイヤとリムとの間が、たっぷりの水で満たされていて、
クッションになる空気がないので、路面からの突き上げがハンドルに伝わる、と
水のない状態で走ってみると振動はない。
めでたく問題解決。
条件が揃わないと起こり得ないとても珍しいことでした。
